Record China 2019年10月25日(金) 13時40分
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中国メディアの中国網は23日付の記事で、元卓球選手の福原愛さんがかつてのライバルで親友の中国選手の優勝をSNSで祝福したことを紹介し、「現在の2人の人生の軌跡は大きく異なった」と伝えた。
中国メディアの中国網は23日付の記事で、元卓球選手の福原愛さんがかつてのライバルで親友の中国選手の優勝をSNSで祝福したことを紹介し、「現在の2人の人生の軌跡は大きく異なっている」と伝えた。
中国の劉詩ブン(リウ・シーウェン)が今月18~20日に成都市で行われた2019 ITTF 女子ワールドカップ(W杯)で優勝したことを受け、福原さんは22日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントで「おめでとう!優勝し過ぎでしょ(泣)感服」とツイートした。劉のW杯優勝は2009年、2012年、2013年、2015年に続き5度目だ。
記事は、「福原愛と劉詩ブンの仲が良いのは言うまでもないこと。卓球場ではどちらの身長が高いかでいつも言い合いをしていた。しかし、ライバルかつ親友だった2人は今や全く別の人生の道を歩んでいる。劉は卓球に専念し、また一つ優勝を勝ち取った。すべての選手をしのいで最強に到達しようとしている。一方、福原は引退を選び、江宏傑(ジアン・ホンジエ)と結婚。2人はたびたびバラエティー番組に出演し、家庭生活は幸せそうだ」とした。
その上で、「引退はしたものの、福原は卓球を気にかけている。そして、2人の仲も別の道を歩んだことで滞ったりはしておらず、逆にSNSで仲むつまじく頻繁にやり取りをしている。毎回のやり取りが、見る人を感動させている」とし、今年4月8日に第2子を出産した福原さんの出産後初めてのツイートが、自身の子どものことではなく同月12日に誕生日を迎えた劉への祝福の言葉だったことを紹介した。また、「福原は劉が優勝した時には欠かさず祝福の言葉を送っている」とし、以前、SNSのパスワードを忘れて自身のアカウントにログインできなかった時は、夫のアカウントからメッセージを送ったことも伝えた。
記事は、「引退は多くのファンに残念だと思わせたが、家庭に入ることが彼女にとってより良い選択だったのだろう。プロ生活という面で、福原は一切の悔いを残さなかった。山あり谷あり、悔しい思いをすることもあれば、感動することもあった。そして、彼女の最大の願いは良妻賢母になることで、今、彼女が思い描いた理想通りに進んでいる。しかし、別の面から見ると、福原は卓球に多くを費やしてきた。14歳で世界大会に出場した彼女には、きっと卓球をしていく中で多くの不安があっただろう。次々と記録を塗り替えていく劉は、もしかしたら福原にとって親友であるだけでなく、チャンピオンになるという気持ちを託した存在だったのかもしれない」と論じた。
そして、「現在、家族4人で幸せに生活している。流ちょうな(中国語の)東北弁を話し、時に強気で時にかわいらしく、中国人に深く愛された福原。劉のように卓球界で引き続き発展することはなかったが、一男一女をもうけた彼女は人生の勝利者と言えるだろう!」と結んだ。(翻訳・編集/北田)
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