来日した韓国首相が感じた「日本の変化」とは=韓国ネット「一貫性がない」「隣国とは仲良く」

Record China    2019年10月24日(木) 21時50分

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24日、韓国・マネートゥデイは、天皇陛下の「即位の礼」に出席するために22日に来日した李洛淵首相の日本での様子を報じた。写真は来日した李首相(韓国国務総理秘書室Facebookアカウントより)。

2019年10月24日、韓国・マネートゥデイは、天皇陛下の「即位の礼」に出席するために22日に来日した李洛淵(イ・ナギョン)首相の日本での様子を伝えた。

記事によると、李首相は来日してから「日本の空気が変わった」という言葉を繰り返しているという。

これについて記事は「韓国メディアの東京特派員時代の経験から日本を比較的よく知る李首相は、以前とは異なる日本社会の雰囲気を『変わった空気』と表現した」と分析している。また、「日本の変化は韓国に肯定的だ」とし、「これまで日本は韓国を非難しなければ社会で生き残ることができないムードだったが、新しい天皇陛下が作った『平和の空気』は安倍晋三首相でも簡単には無視できないものだ」と指摘している。その上で、李首相が来日するにあたり穏健派や親韓派の政治家らとの会談を次々に計画したり、日本の学生らと懇談会を行ったりしたことについて「空気の変化によって生じた隙間に入り込む戦略」と分析した。

来日初日の22日に「たった一度の会談でドラマティックな変化はない」と話していた李首相が、23日午後には「安倍首相との会談で一定の結果を出す」と強調した理由については「李首相が日本の政界とメディアから大歓迎を受けたため」と説明している。

これに韓国のネットユーザーからは「政策に一貫性がない政府」「あれだけ国民をあおっておきながら、反日はもうやめようってこと?」「この悪い状況を自分たちが作ったのに、なぜいまさら変えようとするの?」「日本製品不買運動をしようって言っておきながら日本と仲良くしようって?」「隣の国と友好的な関係を築こうとする努力はいいと思うけど、文在寅(ムン・ジェイン)政権の日韓外交戦略とは矛盾していて腹立たしい」など不満の声が上がっている。

一方で「過去を忘れてはいけないけど今は日本と協力して相乗効果を生む必要がある」「隣の国とは仲良くするよう努力するべきだ。外交の失敗は国民に損害を与える」など日韓関係の改善に理解を示すコメントも寄せられている。

その他「文大統領も日本と仲良くしないと政権維持が難しいって思ったみたいだね」「韓国国内の政治は満身創痍(そうい)だから、外交では突破口を探して支持率の低下を止めようとしているのだろう」などの意見も見られた。(翻訳・編集/長居)

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