Record China 2019年10月29日(火) 10時20分
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中国メディアの環球時報は29日、「ゲストに招いた日本の専門家が文在寅大統領を言葉で攻撃、韓国テレビ局が謝罪」と題する記事を掲載した。写真はKBS。
中国メディアの環球時報は29日、「ゲストに招いた日本の専門家が文在寅(ムン・ジェイン)大統領を言葉で攻撃、韓国テレビ局が謝罪」と題する記事を掲載した。
記事は、「韓国の公共放送KBSが25日に放送した時事番組が韓国社会に巨大な反響を引き起こした。番組が招待した日本の専門家が激しい言論で文大統領を攻撃したからだ」と伝えた。
同番組では、産経新聞の解説委員が「日韓関係の原因は文大統領の歴史観」「嫌韓があるから反日があるのではなく、韓国の反日があるから嫌韓がある」という趣旨の発言をした。また、韓国の朝鮮日報の副局長は「1965年の日韓請求権協定で日本から受け取った金は過去の歴史への賠償。その金で韓国は経済成長を遂げたのだから、それで被害者らに賠償すべき」との趣旨の発言をしており、環球時報は「これが火に油を注いだ」と伝えた。
番組が放送されると、韓国では大きな反響があったといい、KBSのウェブサイトには「売国番組の制作陣は謝罪必須。同局は番組を厳しく罰するべきだ」「国営のテレビ局が親日メディアに成り下がり、日本の右翼人士にとんでもないデタラメを言わせた。番組を即刻終了すべきだ。国の品格を著しく損なった」といった批判のコメントが数千も寄せられたという。
事態を受け、同番組の制作陣は28日に公式ウェブサイトに謝罪文を掲載。番組編成の過程に問題があったことを認め、「謙虚に視聴者の指摘と批判を受け入れ、今後は同様のことが起こらないようにします」と表明しているという。(翻訳・編集/北田)
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