中国メディア・海外網は30日、「9月の日本からの韓国向けビール輸出が99．9％減少した」というニュースに対し、日本のネットユーザーが「大騒ぎしている」と伝えた。

朝日新聞は30日、財務省が同日発表した貿易統計の確報を基に、「9月の韓国向けビールの輸出金額は前年同月より99．9％減った」「昨年9月の韓国向けビールの輸出金額は7億8485万円だったが、今年9月は59万円に激減した」などと報道。背景には日韓の貿易対立に端を発した韓国人の日本製品ボイコットがあると説明した。

海外網の記事は、「このニュースが報じられると、SNSでは日本のネットユーザーによってさまざまな意見が書き込まれた」と伝え、その中から「このニュースはすごい驚きだった」「坊主憎けりゃ袈裟（けさ）まで憎いみたいな考えは幼稚だし、個人的にもそういうことはしたくないけど、韓国人の集団の意思の強さは改めてすごいと思う」「（輸出額が）59万円（笑）スーパー1店舗のひと月分の発注くらいかな？」といったコメントを紹介した。

また、中にはビール輸出減について「さっぱりした協議離婚みたいだ」と形容したユーザーがいたことや、「別に私は構わないけど、ビール会社の人は大変なんだろうな」と同業界への影響を心配したユーザーがいたことも伝えた。

記事はこのほか、産経新聞が台風19号関連の報道で「日本のスーパーやコンビニでは商品棚から多くの商品が空になったが、韓国製品は売れ残っていた」「（韓国では）日韓対立が深刻なことを物語る場面だと受け止められた」と伝えたことにも言及した。（翻訳・編集/岩谷）