Record China 2019年10月31日(木) 11時30分
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中国メディアの環球網は30日、日本のハロウィーンで登場した中国女児の仮装が物議を醸していると伝えた。
ハロウィーンは毎年10月31日に行われる祭りで、元は秋の収穫を祝い悪霊を追い払う意味で行われていたものだが、日本では「コスプレ(仮装)大会」と化していることは中国でも有名だ。昨年には渋谷の繁華街で軽トラックを横転させるなどのトラブルが発生したため、今年は酒類の提供が中止されたことでも話題を呼んだ。
そうした中、記事が伝えたのは27日に東京・お台場で開かれたというイベント。シルバーの全身タイツでiMacに成りきる人や、パジャマ姿でゴキブリと格闘する人、パックをしながらドライヤーで髪を乾かすスエット姿の女子を演じる人など、さまざまなコスプレが登場した中、ある参加者が物議を醸したと伝えた。
その参加者は、「柵に頭が挟まり抜けなくなった中国の女の子」を演じており、首にかけた手製の柵には「中国・福建省、レスキュー3時間大奮闘、柵に女児の頭挟まる」と書かれたテレビ番組のテロップ風の説明文が貼り付けられていた。記事は、実際に2017年に福建省で4歳くらいの女児の頭が建物の4階部分の防犯用の柵に挟まり宙づりになる事故が発生していることを紹介し、これを模したものだと伝えた。
その上で、「このコスプレ写真が日本のSNSで紹介されると議論を呼んだ」とし、「似てる似てる!」と面白がるコメントのほか、「ちょっとひどいのでは?」と問題視するコメントが寄せられたと伝えている。
この仮装について、中国のネットユーザーからは「これは確かにひどい」「命の危険をネタにするなんて、笑えない」「ひどい。ネタにして良い内容なのか?」「どうかしている」「他人の苦痛の上に楽しみを見出すのは間違いであり低俗」「国籍とか抜きにして、こういうことをする人には心がないと思う」といった批判的なコメントが寄せられた。
一方で、「ちょっとあきれるけど、まあ気にはしない」「コスプレされた当事者が気にしないのであれば、私たちには関係ないことだ」「大したことないでしょう」「ん?どこに問題あるの?」「あれこれ批判する必要はないと思う。私は面白くてユーモアがあると思う」といった声も多く、賛否が割れている。
中には、中国で子どもがさまざまな場所に挟まる事故が相次いでいることから、「挟まるのって中国の子どもだけなの?」「聞きたいんだけど、日本の子どもは挟まったことないの?」などとコメントするユーザーもいた。
この仮装、あなたはどう感じただろうか。(翻訳・編集/北田)
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