Record China 2013年8月19日(月) 5時30分
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16日、「ニーハオ(こんにちは)」、「ニーハオマ(お元気ですか?)」、「ウォーアイニー(愛してる!)」――。南アフリカのヨハネスブルグの華人警備協力センターの会議室内からはこんな中国語が聞こえてくる。
2013年8月16日、「ニーハオ(こんにちは)」、「ニーハオマ(お元気ですか?)」、「ウォーアイニー(愛してる!)」――。南アフリカのヨハネスブルグの華人警備協力センターの会議室内からはこんな中国語が聞こえてくる。中国経済が急速に発展し総合実力が向上するにつれ、南アフリカでは学生やビジネスマンなど多くの人が中国語を勉強し始めている。しかし、同国の警察が一生懸命中国語を勉強するというのはあまり聞いたことがない。人民日報が伝えた。
在南アフリカ中国大使館や中国公安部、南アフリカ警察総局が主催し、同センターが共催する、南アフリカの警官を対象にした中国語クラスが同センターの会議室で行われた。もともと参加者12人分の机とイスしか用意されていなかったが、当日はヨハネスブルグのクリーブランド警察局や国際空港の国境警察局から計18人が参加した。
近年、南アフリカでは華人関係の事件が多発しているものの、言語の違いが壁となって、南アフリカ警察は効率よく処理できない状態となっている。クリーブランド警察局の管轄内にある中華街・シリルディーンには多くの華人が集まっている。近年、南アフリカを訪問する中国人観光客は急速に増加しており、ヨハネスブルグのO・R・タンボ国際空港には毎日大勢の華僑・華人が往来している。同センターの呉少康(ウー・シャオカン)主任は、「中国人と接する機会が多い警察は、ある程度の中国語を習得し、問題の処理能力や効率を向上したいと望んでいる」と語る。
同クラスの開講セレモニーに参加した南アフリカ警察総局の関係者は参加者に対して、「皆さんはアフリカ大陸で初めて中国語を学ぶ警察官であり、これは歴史的なこと。人生においてまたとない機会であり、一生懸命学んでもらいたい」と激励した。
同クラスで教師を務めるのは、ヨハネスブルグで中国語学校を経営している叢林(ツォン・リン)さんだ。叢さんは1992年に南アフリカに来て以来、ずっと中国語の教師を務めている。叢さんは取材に対して、「同クラスは南アフリカの警察が中国人をよく理解し、尊重することにつながるため、とても意義がある」とし、「同クラスを通じて、中国語だけでなく中華民族の文化も学んでほしい」と語った。
在南アフリカ中国大使館の警務連絡官、王志鋼(ワン・ジーガン)参事官は、「同クラスは中国と南アフリカの双方に益がある。南アフリカの警察が中国語の基礎を学べば、現地の華僑・華人の合法的権益を一層効果的に守ることができる。警察が中国語を話せるようになると、中国人も親しみを感じる」とし、今後、ダーバンやケープタウンなどの都市でも同様のクラスを設置したいと語った。王参事官はまた、中国政府の出資により、現地の警察総局や移民局の官僚が今年10月から中国で1年間中国語を学ぶプログラムもスタートすることを明らかにした。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/TF)
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