インテリアも洋風志向、イケアから老舗まで…中国で欧米メーカーの人気高まる―独メディア

Record China    2013年8月24日(土) 10時0分

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18日、中国で洋風のインテリアを好む人が増えており、スウェーデンの家具ブランド・IKEAだけでなく、高級価格帯のメーカーも人気が高まっている。

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2013年8月18日、独紙ディ・ヴェルト(電子版)は、「中国で洋風のインテリアを好む人が増えており、スウェーデンの家具ブランド・IKEAだけでなく、高級価格帯のメーカーも人気が高まっている」と伝えた。中国では年間50億ユーロ(約6500億円)もの家具が売れているという。中国紙・参考消息(電子版)が20日付で伝えた。

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IKEAは現在、中国本土に11店の直営店を展開している。2012年には平均2.4%の商品価格引き下げを行い、4000万人の客を集めた。人気なのはこうした廉価帯の家具だけではなく、高級家具の販売高も高まっている。ドイツの老舗壁紙メーカー・ラッシュは中国を最大の市場として400店を展開させており、「5〜10年後には中国は世界最大の壁紙市場になる」としている。

欧米風の内装はとくに上海や北京、広州などの大都市に住む若い世代を中心に好まれている。広告大手オグルヴィ・アンド・メイザー中国のクナル・シンハ最高知識責任者(CKO)によると、5年ほど前までの中国では住宅の内装はまだまだ伝統的なもので、お金をかけるとすれば子ども部屋だけだったが、都市化が加速して高層マンションへの入居者が増加すると、より都会的な住宅が好まれるようになり、住宅全体の内装や家具、小物などにお金をかけて統一感のあるデザインにする人が増えたという。

中国では「高層建築は現代化と欧米化の象徴」と捉えられている。全国各地で増え続ける高層マンションの居住者は、従来の中国スタイルの家具を「大きくて使いにくい」と敬遠する傾向にある。なお、香港貿易発展局の調べによると、中国本土の消費者の73%が「今後、インテリアにもっとお金をかけたい」と考えている。(翻訳・編集/岡田)

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