中国の高級ホテルが“庶民派”路線へ=不景気と政府の倹約奨励で―米メディア

Record China    2013年8月22日(木) 2時2分

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18日、政府が倹約を奨励していることや不景気の影響で、中国の高級ホテルにも経営に変化が生じていると、米ウェブメディア・Quartzが伝えた。資料写真。

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2013年8月18日、米ウェブメディア・Quartzによれば、習近平(シー・ジンピン)国家主席の「四菜一湯(おかず4品と汁物1品)」の質素な食事をたびたび紹介するなど、政府が倹約を奨励していることや不景気の影響で、中国の高級ホテルにも経営に変化が生じている。20日付で環球時報が伝えた。

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英STRグローバルの調べによれば、現在中国には高級ホテルの客室が11万室あり、さらに5万室が建設中で、そのうちの半数が18カ月以内に使用開始となる見込みとなっている。しかし、2013年上半期の中国における高級ホテルに対する需要はわずか4%増なのに対し供給量は7.4%も増加しており、同社の担当者は「需要が全く追いついていない」と話している。

高級ホテルの稼働率は軒並み落ち込んでおり、2012年上半期は59.5%だったのが2013年には57.6%にまで下がっているという。これは、稼働率が80%のシンガポールや香港のホテルとの対比が鮮明なだけでなく、通常、高級ホテルが収支バランスを維持するために必要な70%を大きく下回っている。

高級ホテルの多くは稼働率を上げるため大幅な値引きやさまざまな新しいサービスを提供せざるを得なく、これまでの高級路線から一般消費者を取り込む“庶民派路線”へと転換する動きが加速している。(翻訳・編集/岡田)

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