中国軍の「国境侵犯」は200回?インド紙による事実無根の報道の多さに中国「閉口」―中国メディア

Record China    2013年8月23日(金) 23時59分

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23日、国境問題に対する中国とインドの態度に「温度差」がある中、インド英字紙は中国軍がインドに「図々しい態度で侵入し、国境侵犯」を行ったと報じた。写真は中印国境。

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2013年8月23日、国境問題に対する中国とインドの態度には「温度差」があり、インドメディアは近年、熱心に「中国の国境侵犯論」を吹聴している。インド英字紙「ヒンドゥスタン・ タイムズ」は21日、中国の少数部隊がインドのアルナチャル・プラデシュ州(中国チベット南部)において、「図々しい態度で国境侵犯」を行い、4日間野営したと報じた。同紙はかつて、中国が「インドに侵入」した回数は年間で200回に上ると指摘していたが、これは公式のデータではない。中国メディアの報道。

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報道によると、30人弱の中国軍の少数部隊は、中印国境合意(事実上の国境を尊重し守るという合意)に基づく「実効支配線」を超え、インド領側20から30キロの地点で野営した。同紙は更に、中印間の国境係争地域である北部や東部の国境地帯における中国側の「侵略行為」はますます過激化しており、「インドは既に様々なを策を講じている」と中国側に警告を発した。

インド英字日刊紙「ザ・タイムズ・オブ・インディア」21日付の報道によると、過去8カ月間、中国軍は「幾度となく国境侵犯」を行っており、インド側は「国境地帯の平和と安定を破壊する行為は中印関係を壊す」と警告している。また、インド当局は輸送機「C―130J( スーパーヘラクレス)」を中印の国境係争地域に着陸させることで軍事力をアピールし、国境地帯の上空における攻撃力を有するという「明確なシグナル」を中国側に発したという。

しかし、インドの専門家らは「中印が戦争という手段で国境問題を解決することはない」と見ており、「国境付近は確かに一触即発の状態だが、両国の争いは頭脳戦で行われるだろう。国境問題における中国の『戦わずしてインドを屈服させる』との意図もはっきりしている」と指摘している。

1962年から続く中印国境紛争は双方による度重なる話し合いもむなしく、未だに目覚ましい成果はない。インドメディアの事実にそぐわない報道の多さに中国は「あきれ果て」、今ではインド当局でさえも取り合わない始末だ。11日に中国が「国境侵犯」を行ったとの報道に対し、インド当局は「ありもしない作り話」と述べ、確かな証拠がない中で、波紋を広げることを望んではいない。(翻訳・編集/XC)

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