道路が混みあう朝晩の信号待ちにイライラしたことは？渋滞がひどすぎて前方の信号が見えないなんて経験は？そんな時はぜひ交差点に立って、信号待ち時間のカウントダウンをする「萌えダンス」を披露する補助警官を見てみよう。中国新聞網が伝えた。

2018年1月、湖南省邵陽市の男性補助警官が、交差点で信号待ち時間のタイマー役を果たし、信号待ちする車に対し、赤信号が青に変わる最後の10秒間に軽快なステップを踏みながら披露した「カウントダウン・ダンス」の動画が、ネットで瞬く間に拡散され、話題となった。このほどまた別のネットユーザーがこの補助警官の「パフォーマンス」の動画を撮影してネットに投稿し、再び話題となっている。

動画の中の補助警官は梁斯旗（リアン・スーチー）さんといい、湖南省邵陽市公安局双清支局の補助警官を務めている。今年30歳になる彼は2017年5月に今の職に就き、約3年のキャリアがある。

梁警官は、「毎朝7時半には持ち場についている。朝のラッシュ時間帯は大型車両が多く、交差点は非常に混み合う。オリジナルのカウントダウン・ダンスを始めようと考えたのは、まずこうしたダンスで混雑する道路でイライラするドライバーの気持ちを和らげ、少しでも気分よく出かけてほしいから。そして後方の小型車にもよりはっきりと信号が変わるタイミングを伝えるため」と話す。

一見するとそれほど複雑には見えないカウントダウン・ダンスだが、実際はかなり練習を積んだ成果なのだという。「直進するための青信号がどのタイミングで点灯し、右折や左折の青信号がどのタイミングで点灯するか、そして何秒間隔で、何秒間点灯しているかといったタイミングをしっかり把握して、できるだけ正確にカウントダウンするため、信号が変わるパターンに極力注意を払い、いくつもの通りで直進信号と右折・左折信号の変わり方を観察し、毎秒の長さを心の中で繰り返しチェックした」と練習を繰り返した当時を思い出しながら語った。

動画の中で梁警官が披露している「萌え」な手の動きとダンスを見たネットユーザーからは、「日常生活に楽しみを取り入れているこの補助警官はとってもカワイイ」とコメントが寄せられている。

「道を歩いていると、あの警官だと気づかれることもある。動画を撮影するドライバーもいるし、私に彼女を紹介してくれようとする人もいるほど」と梁警官自身も自分が有名になっていると感じているという。

梁警官は普段から明るい性格の持ち主で、「楽しいことが大好きだし、自分でもいつも楽しくありたい。同僚たちにとっても私はたぶんお笑い担当だと思う」とした。（提供/人民網日本語版・編集/KM）