Record China 2013年8月26日(月) 17時0分
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26日、台湾の行政監察機関・監察院が今年初めに出した報告書で「李登輝元総統の父親は日本人に違いない」とする学者の証言を採用し、大きな波紋を呼んだ。この件について李元総統の娘からの陳情を受け、問題部分が削除されることになった。資料写真。
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2013年8月26日、台湾の行政監察機関・監察院が今年初めに出した報告書で「李登輝(リー・デンフイ)元総統の父親は日本人に違いない」とする学者の証言を採用し、大きな波紋を呼んだ。この件について李元総統の娘・李安[女尼](リー・アンニー)さんからの陳情を受け、問題部分が削除されることになった。中国新聞社が伝えた。
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今年4月、台湾監察院が報告書の中で「李登輝元総統は日本人の私生児に違いない」という学者の発言を引用していたことが明らかとなり、物議を醸した。その後、監察院は「これは調査報告における意見を発表したに過ぎず、学者の発言部分については決して対外公表しない」と決定したが、発言部分については依然として報告書の中に残されていた。
李安[女尼]さんはこのほど、監察委員の1人に陳情を提出、「報告書の中の学者の発言はあくまでも推測の域を出ないものだが、報告書の中に発言が依然として残されていることで一家は当惑している」と訴えた。8月6日、この監察委員は陳情意見を別の委員に渡した。その後すぐ、他の監察委員とのコンセンサスを得て、「学者の発言は調査案件の参考情報に過ぎず、監察院の意見を代表するものではない」として、発言部分の報告書からの削除を決定した。
監察委員の1人は取材に対し、「陳情は確かに受け取った。調査案件自体は本来、李登輝元総統の出自とは直接的な関係がなかった。しかし、家族や当事者に非常に深刻な影響を与えていることは明らかであるため、修正することに決定した。今後の公文書には二度とこれらの内容は含まれない」と語った。(翻訳・編集/碧海)
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