宇多田ヒカル、「お母さんに会いたい」と歌った胸中に去来する寂寞―中国紙

Record China    2013年8月26日(月) 20時10分

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26日、歌手の宇多田ヒカルが公式サイトを通じ、母の死後初となる声明を発表した。中国紙・環球時報も同日、「宇多田ヒカル『母に会いたい』、幼少時から続く寂寞」と題するコラムを掲載している。資料写真。

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2013年8月26日、歌手の宇多田ヒカルが公式サイトを通じ、母の死後初となる声明を発表した。宇多田の母親は歌手の藤圭子さん。22日朝、都内のマンションから飛び降り、自ら命を絶った。一連の事件については、宇多田が高い人気と知名度を持つ中国でも各メディアが報道している。中国紙・環球時報も26日、「宇多田ヒカル『母に会いたい』、幼少時から続く寂寞」と題するコラムを掲載している。以下はその概要。

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浜崎あゆみ、倉木麻衣に並ぶ平成の三大歌姫の1人である宇多田は、最愛の母との永遠の別れの後もしばらく沈黙を保ったままだったが、これはけっして彼女の心の冷たさの現れではなく、事態に直面するのに一定の時間を要したということだろう。

幼少時から実の両親は結婚と離婚を繰り返し、宇多田はこれを黙って受け入れてきた。3年前の音楽活動休止前、ある楽曲の中で「お母さんに会いたい」と歌ったが、実はこれまでの多くの作品の中にも、このような心情を吐露している。2005年の楽曲でも「母さんどうして 育てたものまで 自分で壊さなきゃならない日がくるの?」と訴えるくだりがあった。

2010年8月の活動休止宣言より、段階的に活動を再開しはじめていた宇多田。すべては順調に見えたが、今回の訃報が復帰に冷水を浴びせることになってしまうだろう。彼女がデビューアルバムを発表したり、コロンビア大学への入学を決めたりと、その人生の節目でいつも「両親の離婚」という冷水が浴びせられたように。

周囲からは「非常に母親を慕っていて、歌手としても最も尊敬していた」との話も聞かれる。多くを語らない現在の宇多田の胸中には、振り切ることのできない多くの感情が渦巻いていることだろう。(翻訳・編集/愛玉)

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