日本の「おもてなし」学ぶ中国人研修生、きめ細やかさに賛嘆―華字紙

Record China    2013年8月28日(水) 18時0分

拡大

27日、日本のホテル業界が中国からの研修生を受け入れ、日本流のサービス文化を伝授し、彼らを通じて日本観光をアピールしようとしている。資料写真。

(1 / 2 枚)

2013年8月27日、日本流のサービス文化はそのきめ細やかさから多くの人が賛嘆の声を上げているが、日本のホテル業界が近年の不況を打開しようと中国からの研修生を受け入れ、日本流のサービス文化を伝授し、彼らを通じて日本観光をアピールしようとしている。華字紙・日本新華僑報が伝えた。

その他の写真

世界文化遺産である日光東照宮のある栃木県日光市の旅館とホテルが中国人研修生4人を受け入れている。栃木県日中友好協会が進めるプロジェクトで、7月から2014年2月まで研修を受けることになっている。

浙江省から来日した王芙蓉(ワン・フーロン)さんは食事の研修を受けている。来日前に日本語検定1級を取得しており、流ちょうな日本語で客に料理の説明をするが、ある団体客を見送る際にバスが見えなくなるまで手を振り続けることにどのような意味があるのか理解できなかった。上司は「お客様への感謝の気持ちを表している」と話し、王さんもその後「客が見ていなくとも感謝の気持ちを持ち続けることがおもてなしの心なのでは」と思うようになったという。

王さんと同じく浙江省から来た章佳梅(ジャン・ジアメイ)さんは別のホテルで研修中だが、客の要望に先んじて用意することが日本流のサービスだと感じている。ある夜、「お客さんが赤ちゃんを連れて食事に見えますから、空調の位置に気をつけましょう」と上司から言いつかった。その意味するところがわからず章さんは戸惑ったが、赤ちゃんに空調の冷たい風が直接当たらないようにあらかじめ席を配置しておくのだと気づき、小さなことまでサービスが行き届いていることに章さんは感じ入ったという。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携