2013年8月27日、台湾メディアが発表した今年上半期における中国映画界の集客力ランキングで、中国の俳優ホアン・ボー（黄渤）がトップに輝いた。新華網が伝えた。

年初に出そろったお正月映画の中で、爆発的ヒットを実現したのがホアン・ボー主演のコメディー映画「Lost in Thailand」。興行成績12億6000万元（約200億円）で、これまでの中国語映画のヒット記録を大きく塗り替えた。さらに上半期には、チャウ・シンチー（周星馳）監督映画「西遊・降魔篇」、台湾の女優リン・チーリン（林志玲）の相手役を務めた「101次求婚（101回目のプロポーズ）」も公開。ホアン・ボー出演作だけで今年上半期に145億台湾ドル（約470億円）を稼ぎ出した。今年39歳で、30代半ばでやっと注目されるようになった遅咲き俳優だが、快進撃は今後も続きそうだ。

2位になったのは同じく「西遊・降魔篇」に出演した中国の俳優ウェン・ジャン（文章）。彼もホアン・ボーと同じく、ここ数年で頭角を現してきた演技派俳優。アクションスターのジェット・リーとダブル主演の「不二神探」などを合わせ、上半期の映画興行は74億台湾ドル（約240億円）となっている。

3位は中国の美人女優ヤン・ミー（楊冪）で、女優ではトップ。時代劇ドラマで人気を集め、昨年から本格的に映画界へ進出。今夏に公開された「小時代」のヒットも手伝って、これまでに73億台湾ドル（約236億円）の興業成績を達成している。（翻訳・編集/Mathilda）