韓国の5Gユーザーから不満の声「思ったほど使えない…」―台湾メディア

Record China    2020年1月4日(土) 19時10分

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3日、参考消息は台湾メディア・工商時報の報道を引用し、韓国の5Gユーザーから不満の声が出ていると伝えた。

2020年1月3日、参考消息は台湾メディア・工商時報の報道を引用し、韓国の5Gユーザーから不満の声が出ていると伝えた。

記事は、ソウルの科学技術企業で働く30歳の男性の例を紹介。「8カ月前に5Gユーザーとなったが、最近では5Gネットワークに対して何も感じなくなっている」という。それは「スマホの電波が4Gと5Gの間を行ったり来たりして安定せず、だったら5Gを切った方がいい」からだと伝えた。

また、27歳の建築士の男性も、通信事業者の勧めで5GをサポートしているギャラクシーNote10を購入したものの、「5Gは使えない」と不満を述べていると記事は紹介。この男性はソウル郊外に住んでおり、1時間かけてソウルまで出勤しているが、ソウル中心部を離れると5Gの電波が届かなくなり、4Gに戻すことを考慮しているという。

そして、「韓国では昨年4月、SKテレコム(SKT)、KT、LG U+の三大キャリアが5Gサービスを開始した」と紹介。「韓国の人口約5100万人のうち、5Gユーザーはすでに約450万人に達した」という。

その上で記事は、「5Gの通信速度は4Gの100倍以上とされている」と紹介。自動運転やバーチャルリアリティーなどの最先端技術に活用できると言われているため、「各国も競って5Gを導入し、次のウーバーやネットフリックスとなる企業をサポートしたいと考えているが、いまだに実現していない」と指摘した。

さらに、「モバイルネットワークの歴史を振り返ると、3Gが出現した2001年当時、データ速度は速くなったものの、ユーザーはそれほど強い実感がなかった。2007年にiPhoneが登場してから3Gは人類の生活を徹底的に変化させた。同様に4Gが2011年に開通したが、近年になってようやく革命的なサービスが出るようになった」と記事は分析。それで、GSMAアジア太平洋責任者のジュリアン・ゴーマン氏は、「5Gの普及速度からすると、市場はまだ芽生えたばかりの段階」との見方を示した。(翻訳・編集/山中)

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