激しいデモが続く香港で、日本人観光客の男性に続いて韓国人観光客の男女が騒動に巻き込まれた。中国メディアの海外網が伝えた。

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17日、東京農業大学3年の井田光さんが香港理工大学のデモを見に行き、警察当局に逮捕された事件が物議を醸したが、韓国・聯合ニュースの19日付の報道によると、同日に韓国人観光客の30代の男性と20代の女性が同大学構内から出られなくなり、18日午後5時に現地の韓国総領事館に助けを求めた。

総領事館は現地警察に取り残された韓国人観光客がいると連絡。単純な見物目的だったとして「適切に対処してほしい」と求めた。同日午後9時半にようやく大学から出られた2人は、両手を高く上げ、警察にパスポートを示した上で、英語で「私は韓国人です！」と説明。警察は身分を確認し、その場から離れることを認めた。

総領事館は「香港のデモの現場は非常に危険。絶対に近づいてはならない。警察に逮捕されたり、火炎瓶や催涙弾が命中したりする可能性もある」と注意を呼び掛けた。

韓国のネットユーザーからは2人に対し、「ニュース見てないのか？なぜ面倒なことを引き起こす」「国際的に韓国に恥をかかせた。本当に恥ずかしい」といった批判のほか、「危険だと知りながらわざわざ行ったのだから“体験”させてやればいい。放っておけ」と自己責任だとする声が上がっている。（翻訳・編集/北田）