2013年8月27日、一般的に持たれているイメージとは異なり、中国人消費者の多くは品質を重視して商品選びをしている。米誌ビジネスウィーク（電子版）の報道をもとに29日付で環球時報が伝えた。

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広東省の家具販売会社の経営者は、普段多くの人が抱いているイメージとは反し、中国の顧客は欧米の顧客以上に品質に対して高いレベルを求めているとして、次のように語る。「中国人は頑丈な木製家具を好みます。中国では住宅価格がとても高いため、家具は一度購入したら一生使い続けられるものを欲しがるからです。それに比べると、外国人は見た目を重視して選びます。しょっちゅう引っ越すから、家具が長持ちする必要はないのでしょう」

上海米国商工会議所と世界的経営コンサルティング会社のブーズ・アンド・カンパニーが8月21日に発表した報告書は、中国の消費者はオンラインショッピングを非常に好んでいること、また大金を出しても優れた品質の製品を購入するようになってきている点について特に強調している。調査対象となった多国籍企業90社および中国本土の企業は、中国の消費者の価値観は価格重視から品質重視に転換したと指摘。これは市場マーケティング戦略を立てる上で一番に考慮しなければならない要素だとしている。

調査に応じた企業によれば、31〜40歳の中国の消費者が特に品質を重視しているとのことだが、これはちょうど家庭を築いたり、住宅を改装している可能性が高い世代だ。また、中国では品質重視の傾向がネットショッピングの台頭とともに現れてきたという。(翻訳・編集/碧海)