中国人の米不動産購入額は年間8000億円、デトロイトの底値購入狙う―中国メディア

Record China    2013年8月30日(金) 22時50分

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28日、中国人が直近1年間に米国で購入した不動産の金額が82億ドル(約8036億円)だったことが分かった。写真はデトロイト。

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2013年8月28日、全米不動産業者協会(NAR)の報告書によると、中国人(香港人、台湾人を含む)が直近1年間に米国で購入した不動産の金額が82億ドル(約8036億円)だったことが分かった。中国メディア・財新網が伝えた。

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報告書は米国人を含めた世界各国の人々が12年4月から13年3月までに米国で不動産を購入した状況について調査したもので、不動産仲介業者3375人などが参加した。それによると、この1年間に世界68の国・地域の人々が米国で不動産を購入し、総額は前年同期比17%減の682億ドル(約6兆6836億円)だった。このうち、海外からの不動産購入額が占める割合は、前年より2.6ポイント減少して6.3%だった。報告書は外国人の不動産購入が減少した理由として、世界的な不景気と低価格の物件の成約量が増加したことを挙げている。

外国人購入者のうち、中国人の不動産購入総額は約82億ドルで、前年よりも10%近く減少し、減少幅は07年に次ぐ高い水準となった。購入規模は全体の約12%を占め、カナダの同23%に次いで2番目にランクされた。両国以外にはメキシコ、インド、英国などが上位に名を連ねている。

1軒当たりの購入金額は、米国人の18万ドル(約1764万円)やカナダ人の18万3000ドル(約1793万円)、外国人購入者平均の27万6000ドル(約2705万円)に比べ、中国人は42万5000ドル(約4165万円)と圧倒的に高く、しかもその69%が現金一括払いで購入している。中国人の購入金額が高い理由としては、購入者の半数以上が不動産価格が米国で最も高い地区の1つであるカリフォルニアを選択していることが挙げられている。

また、今回の調査では、不動産購入意欲のある中国人が最も興味を持っている地区のトップに、先ごろ破綻したデトロイトがランキングされ、注目を集めている。現地の不動産価格はここ2年ほど大きく下落しており、中国人グループが底値での購入を狙っているためとみられている。(翻訳・編集/HA)

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