おまぬけ誘拐犯、人質逃走に気づかず脅迫―黒龍江省牡丹江市

2007年4月28日朝、黒龍江省牡丹江市で12歳の男子児童が登校途中に誘拐される事件発生したが、すぐに救出され無事だった。同日午後には3人の誘拐犯も相次ぎ逮捕された。

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登校途中に連れ去られた男児は山中の木に縛り付けられていたが、山の管理人が見つけてすぐに救出された。無事帰宅しているにもかかわらず、午前10時ごろ男児宅に「息子を預かっている。返してほしければ50万元（約750万円）用意しろ」との脅迫電話がかかってきた。警察は通報を受け、事前に把握していた不審者情報をもとに旅館を捜索した。被害者の証言と投宿中の男の風貌が一致したため部屋に入ると、男はすやすや就寝中。そこで警察は外で共犯者の帰宅を待つことにし、正午ごろ、別の共犯者1人が部屋に戻ってきたところを踏み込み、2人を逮捕した。

その後、主犯格の男が市内にいるとの情報に基づき捜査したところ、1人で肉を肴に酒を飲んでいる容疑者を発見、午後2時に逮捕した。事件は発生から7時間で解決、3人とも誘拐事実を認めているという。（翻訳編集・WF）