中学校のグラウンドから16年前に殺害された職員遺体、25人が逮捕される衝撃の展開に―中国

Record China    2019年11月27日(水) 12時0分

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26日、新華社によると、湖南省懐化市新晃トン族自治県の中学校グラウンドで16年前に殺害された学校職員の遺体が見つかった事件で、首謀者と事件に関与した公職者などを含む計25人が逮捕、起訴された。

2019年11月26日、新華社によると、湖南省懐化市新晃トン族自治県の中学校グラウンドで16年前に殺害された学校職員の遺体が見つかった事件で、首謀者と事件に関与した公職者などを含む計25人が逮捕、起訴される衝撃の展開を見せた。

当局の調査によると、主犯格の杜少平(ドゥー・シャオピン)被告は2001年に同県の新晃第一中学校のグラウンド土木工事を違法に請け負い、施工中に学校側の工事管理代表者だったトウ世平(ダン・シーピン)さんとトラブルになり、03年1月22日に仲間の羅光忠(ルオ・グアンジョン)被告と共謀してトウさんを殺害。遺体をグラウンドに埋めた。

事件後、杜被告のおじである同校校長は、同県公安局共産党委員会副書記ら多くの公職者と関係を持ち事件の隠蔽(いんぺい)工作を進めた。その結果、事件捜査は15年が経過しても進展しなかった。

しかし、今年4月に同県公安局が反社会的活動の特別取り締まりを実施する中で、杜被告が自身と13人のメンバーからなる犯罪グループの首謀者として、08年ごろより同県内で不法貸付や暴力的な返済催促、民事紛争への介入、不法監禁、集団リンチなど計13件の事件を起こしていたことが発覚。さらに捜査を進めたところ、6月20日に同校のグラウンドから人の遺体を発見、掘り起こしてDNA鑑定した結果、トウさんの遺体であることが判明した。

その後、杜、羅の両被告はトウさんを殺害して埋めたことを認めて殺人容疑で逮捕、起訴された。また、犯罪グループのメンバー13人も全員逮捕、起訴されている。そして、事件の隠蔽に関わった同校校長ら10人が逮捕、起訴されたほか、9人が共産党籍剥奪、公職追放の処分を受けた。(翻訳・編集/川尻

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