宮崎駿監督の引退、自身の年齢や時代の変遷が一因か?―中国メディア

Record China    2013年9月2日(月) 22時10分

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1日、アニメ映画界の巨匠・宮崎駿監督が引退することが発表された。イタリアで開催中の第70回ベネチア国際映画祭会場で、スタジオジブリの星野康二社長が明らかにしたもので、突然の知らせに大きな反響が広がっている。

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2013年9月1日、アニメ映画界の巨匠・宮崎駿監督が引退することが発表された。イタリアで開催中の第70回ベネチア国際映画祭会場で、スタジオジブリの星野康二社長が明らかにしたもので、突然の知らせに大きな反響が広がっている。中国の映画・ドラマ専門サイトMtime時光網が伝えた。

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宮崎監督はこれまでにも何度か引退を示唆しながらも新作の発表を続けてきた。しかし、今回は国際的な映画祭の場で発表が行われたこともあり、日本のメディアは今回の引退がすでに最終決定したものであると分析した。また、これまでのインタビューや一部関係者の推測などから、今回の引退は自身の年齢のことや時代の変遷とも関係があるのではないかとの憶測を呼んでいる。

引退の原因については、「風立ちぬ」に関連する一連のインタビューからその答えを見つけることができるかもしれない。インタビューを受けた際、宮崎監督は「世界がギシギシ音を立てて変化している時代に、今までと同じファンタジーを作り続けるのはもはや無理があると思った」と語っている。また、次回作について問われた際も、「自分はもうこの年齢だし、そんな長期計画は立てていない」と話している。

「風立ちぬ」の公開前後に宮崎監督と2度の対談を行った作家の半藤一利氏は、「その時にすでに『これで終わり』と言っていたから驚かなかった」と語る。ただ、72歳での引退は少し早すぎると感じたという。監督の引退の原因については、「日本の美しい緑や昭和の時代の街並みを、現在のアニメで描くのは難しいと感じているからではないか」と推測する。

宮崎監督の引退に関する記者会見は6日に東京で開かれ、その時に監督本人から引退の経緯について説明が行われる予定である。(翻訳・編集/碧海)

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