人民網日本語版 2019年11月29日(金) 19時20分
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国際的な科学誌「ネイチャー」が北京時間28日未明、中国科学院国家天文台の劉継峰氏、張昊彤氏の研究チームによる重大発見を発表した。
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国際的な科学誌「ネイチャー」が北京時間28日未明、中国科学院国家天文台の劉継峰氏、張昊彤氏の研究チームによる重大発見を発表した。新華網が伝えた。
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中国が独自開発した国家重大科学技術基礎施設「郭守敬望遠鏡(LAMOST)」を利用し、研究チームは質量最大の恒星ブラックホールを発見したとともに、LAMOSTのサーベイの優位性を利用したブラックホール発見の新たな方法を提供した。この太陽の70倍の質量を持つブラックホールは、理論・予想上の質量の上限を遥かに上回り、人々の恒星ブラックホールの形成に対する認識を覆した。これは、恒星の変化とブラックホールの形成理論の革新を促す可能性がある。
2016年秋より、国家天文台が率いる研究チームはLAMOSTを利用し連星のテーマ研究を展開し、2年をかけ小範囲内の3000個以上の恒星を観測した。その結果、X線放射が穏やかな連星システム(LB-1)において、太陽の8倍の質量を持つ青い恒星が、「目に見えない天体」をめぐり周期的な運動をしていることが分かった。通常とは異なるスペクトルの特徴から、この「目に見えない天体」はブラックホールである可能性が極めて高いことが分かる。研究者は直ちに「確認」を行った。彼らはスペインの10.4メートル口径のカナリア大天体望遠鏡、米国の10メートル口径のケック望遠鏡により、LB-1のスペクトルの性質をさらに確認したことで、ブラックホールの質量が太陽の約70倍であると算出した。
2年にわたる観測期間において、LAMOSTは同研究のため26回の観測を行った。累計露出時間は約40時間。劉氏によると、一般的な4メートル口径の望遠鏡でこのようなブラックホールを探す場合、同じ確率であれば40年の時間がかかる。これはLAMOSTの非常に高い観測効率を十分に示している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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