Record China 2019年12月13日(金) 21時20分
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先月急死した台湾の俳優ゴッドフリー・ガオが所属していた芸能事務所は12日、ガオの母親に代わって「これ以上当日のことを拡散しないでほしい」と訴えた。写真はガオ。
急死した台湾の俳優ゴッドフリー・ガオ(高以翔)が所属していた芸能事務所は12日、ガオの母親に代わって「これ以上当日のことを拡散しないでほしい」と訴えた。
35歳のゴッドフリー・ガオは先月27日未明、中国浙江衛星テレビのスポーツバラエティー番組「追我吧(Chase Me)」の収録中に倒れ、病院に運ばれた後に死亡した。番組の現場管理のずさんさ、緊急搬送時の対応などが明らかになると、浙江衛星テレビへの世間の批判が噴出し、怒りの声は現在も続いている。ガオの死から2週間あまり経った12日にも、倒れたガオをスタッフが取り囲んでいる様子を撮影した動画がネット上で拡散され、大きな注目を集めた。
こうした状況を受け、ガオの所属事務所・傑星伝播有限公司は中国版ツイッター・微博(ウェイボー)のアカウントで声明を発表。「以翔の母親に代わってお伝えします」とした上で、「親族に対する皆さまからの深いご配慮と愛を感じております。以翔は15日に皆さまとお別れする予定です。皆さまと共に、ぬくもりと愛を込めて一緒に以翔を送り出すことができればと切に願っております。それと同時に、皆さまには、事件当日の以翔にまつわる文章や光景などをこれ以上広めないようお願いします。親族に、気持ちの整理をさせてください」と呼び掛けた。
ガオの事務所がこのような声明を出したことを、中国のエンタメメディア・新浪娯楽などの微博アカウントも伝えた。関連ワードは一時、微博の検索キーワードランキングの1位になった。
新浪娯楽の投稿には中国のネットユーザーから、「最近ネットに流れた動画は、もし親族が見たら心を引き裂かれるような気持ちになったに違いないよ」「浙江衛星テレビのことは絶対に許してはいけない。でも事件のことを拡散するのはもうやめよう」「ガオのファンなら、ガオが愛した家族のことも同じように思いやろう」などと理解を示す声が数多く寄せられている。(翻訳・編集/岩谷)
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