Record China 2019年12月2日(月) 16時20分
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ツイッター上に中国人を差別するような投稿をして物議を醸した東京大学の特任准教授が謝罪したことが、中国でも注目を集めている。写真は東京大学。
2019年12月2日、中国メディアの海外網は、ツイッター上に「(自身の経営する会社では)中国人は採用しません」「そもそも中国人って時点で面接に呼びません。書類で落とします」などと中国人を差別するような投稿をして物議を醸した東京大学大学院情報学環・学際情報学府の大澤昇平特任准教授が1日、謝罪したと報じた。
記事はまず、この発言をめぐり、東京大学大学院情報学環・学際情報学府が11月24日、公式サイトに掲載した学府長の見解で、特定短時間勤務有期雇用教職員(特任准教授)による不適切な書き込みと学環・学府の活動との関係を否定した上で、「東京大学は、構成員の多様性が本質的に重要な意味をもつことを認識し、すべての構成員が国籍、性別、年齢、言語、宗教、政治上その他の意見、出身、財産、門地その他の地位、婚姻上の地位、家庭における地位、障害、疾患、経歴等の事由によって差別されることのないことを保障し、広く大学の活動に参画する機会をもつことができるように努める」とし、最後に「学環・学府構成員から、こうした書き込みがなされたことをたいへん遺憾に思い、またそれにより不快に感じられた皆様に深くお詫び申し上げます」と謝罪したことを紹介した。
続いて、大澤氏が12月1日、自身のツイッターアカウントを更新し、「この度は当職による行き過ぎた言動が、皆様方にご迷惑、不快感を与えた点について、深く陳謝します。(1)一連のツイートの中で当職が言及した、特定国籍の人々の能力に関する当社の判断は、限られたデータにAIが適合し過ぎた結果である『過学習』によるものです。(2)誤解のおそれのあると見られるツイートを削除し、今後は本業と関係のないツイートは自粛します」などと投稿したことを伝えた。
そして、大澤氏が謝罪したことを伝える日本の記事のコメント欄には、日本人から「不快感を与えたことに対して陳謝しているわりには、言い訳が変だなと思う。まあ、形式上謝罪せざるを得ないことになったけど、本当は謝りたくないっていう抵抗かな」「教養を知らないのだろう。お粗末、未熟。税金で給料を支払う最高学府にこのような人物をおいてほしくない」などの声が書き込まれていることを紹介した。
大澤氏の謝罪について、中国のSNS上の反応を見ると、「圧力を受けての謝罪なら受け入れられない。われわれが求めるのは、心からの謝罪だ」「他人を尊重しない人は、他人からも尊重されない」「中国を差別すれば必ず不幸な結果に終わる」「しっかり反省してもらいたい」などのコメントが寄せられていた。(翻訳・編集/柳川)
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