裁判所が「天安沈没事件」の記録映画上映禁止の訴えを棄却=「言論の自由により保障される」―韓国メディア

Record China    2013年9月5日(木) 18時50分

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4日、韓国の裁判所は、韓国海軍将校と「天安沈没事件」の遺族が起こした、同事件を題材に扱ったドキュメンタリー映画「天安艦プロジェクト」の上映禁止の訴えを棄却した。写真は韓国ソウルで行われた天安沈没事件関連のイベント。

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2013年9月4日、韓国の裁判所は、韓国海軍将校と「天安沈没事件」の遺族が起こした、同事件を題材に扱ったドキュメンタリー映画「天安艦プロジェクト」の上映禁止の仮処分申請を棄却した。同作品は5日に公開される予定。韓国メディアの報道を中国英字紙・チャイナデイリー(電子版)が伝えた。

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鄭智泳(チョン・ジヨン)監督の同作は、天安沈没事件の原因についてさまざまな疑惑を提起しており、4月に全州国際映画祭で公開されて話題となった。8月7日に、韓国海軍将校や天安沈没事件の遺族ら5人が、「同作は事実を歪曲し、『天安艦沈没事件』の被害者や遺族の名誉を傷つけるものだ」として上映禁止の仮処分を求めていた。

裁判所は判決文の中で、「映画の上映は憲法上の言論の自由によって保障される」とした上で、「同作は軍と民間の合同調査団のレポートおよびその他の意見や主張を基にして制作されたもので、事実を歪曲するものでも天安沈没事件の被害者や遺族の名誉を傷つけるものでもない」とした。

2010年3月に起きた天安沈没事件では、韓国の哨戒艦「天安」が西部海域で任務にあたっていた際に爆発が発生し、船員46人と救助にあたった救助隊員1人が死亡した。韓国国防部は最終調査結果の中で、天安号の爆発は北朝鮮が製造した魚雷によるものだとしている。(翻訳・編集/北田

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