米海軍、攻撃型原子力潜水艦9隻の建造で過去最高額の契約、中国に対抗―中国メディア

Record China    2019年12月5日(木) 17時40分

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米海軍はこのほど、ジェネラル・ダイナミクス・エレクトリック・ボート社と、新しいモデルのバージニア級攻撃型原子力潜水艦9隻を約220億ドルで建造するという、軍艦建造で過去最高額の契約を締結した。資料写真。

2019年12月4日、中国メディアの看看新聞は、米海軍が強大化する中国海軍に対抗するため、ジェネラル・ダイナミクス・エレクトリック・ボート社と、新しいモデルのバージニア級攻撃型原子力潜水艦9隻を約220億ドル(約2兆4000億円)で建造するという、軍艦建造で過去最高額の契約を締結したと報じた。

英紙デイリー・メールの3日付報道を引用して伝えたもので、米海軍では現在、バージニア級攻撃型原子力潜水艦は18隻が就役している。

新しいモデルの9隻は、排水量が従来の7800トンから1万200トンに増加され、艦の全長は35メートル伸び140.2メートルになる。最大の相違点は4つの大口径格納筒が追加されることで、トマホークミサイルの発射能力は12発から40発にまで高められる。建造は今年から開始され、2025年から2029年までに米海軍に納入される。この契約にはまた、原子力潜水艦1隻を建造するオプションも含まれており、その場合の契約額は240億ドルを超えることになるという。

米太平洋軍統合情報センターの作戦部長だったカール・シュースター氏は、この契約について、「中国の増大する軍事力に対する米海軍の最新の反応だ」とした上で、「中国を敵とはしていないが、中国の行動は注視する必要がある」と述べている。

米国防総省は今年5月に発表した報告書で、中国海軍の潜水艦について、2020年までに65~70隻体制に拡大し、今後5年以内に米海軍のバージニア級攻撃型原子力潜水艦に類似した高度なモデルの追加が始まると予測している。(翻訳・編集/柳川)

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