中国人の国際公務員が増加、専門分野も拡大―中国メディア

Record China    2013年9月8日(日) 8時40分

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6日、中国人の国際公務員が増加している。写真は国連本部。

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2013年9月6日、徐浩良(シュー・ハオリアン)氏がこのほど、国連事務次長補、国連開発計画(UNDP)総裁補兼アジア太平洋局長に任命された。中国人職員の事務次長補就任は初だ。1990年代に国連に入ってから国連事務次長補になるまでの徐氏のポストの変化は、国連における中国人職員の地位の変化を反映してもいる。

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国連の統計は過去10年間の国連事務局における中国人職員の増加をより正確に反映している。2001年に300人だった中国人職員は、10年で473人にまで増えた。このうち、非言語系の専門職員は2000年の40人から2010年には90人余りにまで増えた。2011年には定年退職や異動が原因で多少減少した。

中国人職員は人数の増加と同時に、携わる専門分野も拡大している。中国人職員はもはやいくつかの専門分野に限定されず、経済、軍縮、平和維持、テロ対策、人道支援といった国連の各分野の取り組みに参画している。

沙祖康(シャー・ズーカン)前国連事務次長は人民日報の取材に「国連における中国の影響力は増大した。特に国際組織高官を務める中国人の数が明らかに増加した。例えば2006年に世界保健機関(WHO)トップに初めて中国人が就任した。これは重大な意義を持ち、中国の国際的地位の顕著な上昇の具体的な現れでもある。この他、万国郵便連合(UPU)国際局副総局長、国際電気通信連合(ITU)事務次長、世界気象機関(WMO)事務次長、世界知的所有権機関(WIPO)事務次長などに中国人が初めて就任した」と語った。

中国人国際公務員の人数が増え、より高い地位に就き、より大きな役割を発揮するようになったことは、過去10年間の中国の多大な変化を反映している。国連について言えば、中国は過去10年間の急速な経済成長に伴い、国連分担金の分担率も大幅に高まった。国連分担金の増加によって国連の仕事に中国人がより多く参画するための環境が整えられた。国連の職員採用人数は国連分担金の額と直接にリンクしているからだ。

次に、中国政府は今世紀初めに国際公務員選抜・派遣制度を改革し、試験によって若手国際公務員を選抜する制度を導入した。多くの優秀な中国人職員が国連の競争的試験で頭角を現わし、国際公務員の一員となった。

第3に、中国国内の教育など各分野の多大な進歩によって、中国人国際公務員の専門能力の向上に向けたより良い環境がつくられた。国連で働く多くの中国人職員は、国の改革開放がなければ、外国に出て国際公務員の一員となる機会は得られなかったと語る。中国の持続的改革とたゆまぬ発展は、中国人職員がより大きな潜在的力を発揮するためのより良い環境をつくるだろう。(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/TF)

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