中華チョウザメの死骸、もしや「うちの子」?―湖北省宜昌市

Record China    2007年5月1日(火) 14時39分

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2007年4月29日、湖北省宜昌市の揚子江支流に、中華チョウザメの死がいが浮かんでいるのを通りがかった貨物船が発見した。数日前に北京海洋館から運ばれ放流されたサメでは?と緊張が走ったが、どうやら別のサメだった。

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2007年4月29日、湖北省宜昌市の揚子江支流に、中華チョウザメの死がいが浮かんでいるのを通りがかった貨物船が発見した。「揚子江の希少動物を増やそう運動」の一環として4月22日、北京海洋館で飼育されていたチョウザメ2匹を揚子江まで運び、放流したばかりだったため、すわ、そのうちの1匹では?と緊張が北京の海洋館まで走った。同地の漁業関係者の調べで、見つかった死骸は放流したのとは別のチョウザメだったことが明らかになり、関係者は一様に胸を撫で下ろしている。

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同市内の揚子江支流で見つかったのは体長約3m、体重約300kgの中華チョウザメのメス。死亡からかなり経過し腐敗が進んでいたので死因は特定できなかった。一方、長江水産研究所の職員が追跡調査をした結果、海洋館が放流した2匹は確かに湖南省内の水域で泳いでいることが確認されたという。

中華チョウザメは現存する最も古い脊椎動物といわれ、揚子江から東シナ海、南海、黄海の近海でわずかに生息が確認されている。学術的価値が高く、捕獲してマイクロチップを埋めるなど、生態の解明と繁殖に国を挙げて取り組んでいる。(翻訳編集・WF)

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