2013年9月13日、カリスマ女性歌手のフェイ・ウォン（王菲）が、夫で俳優のリー・ヤーポン（李亜鵬）との離婚をミニブログで発表。ヤーポン側もこれを認めるコメントを発表した。香港文匯報が伝えた

中華圏音楽界のカリスマ的存在として人気のフェイ・ウォン。13日夜、自身のミニブログで「夫婦の縁はここまで。私は大丈夫、あなたも元気で」と、16文字からなる短い言葉をつづり、リー・ヤーポンとの離婚を発表。この衝撃的なコメントは、ネット上で瞬く間に拡散された。

続いてヤーポン側もコメントを発表。「手放すことが君にしてあげられる唯一のこと」として、離婚を正式に認めた。2人の娘で7歳になる李嫣（リー・イエン）ちゃんは、ヤーポンが引き取って養育することを明らかにしている。

フェイとヤーポンは2005年、約2年間の交際を経て結婚。ヤーポンは中国の若手人気俳優の1人だったが、グローバルに活躍するフェイとの対比は“格差婚”として話題になった。2006年、2人の間に生まれた李嫣ちゃんが先天的な口唇裂症を抱えていたため、同症で苦しむ貧困層の子供たちを助けるべく、チャリティー基金「嫣然天使基金」を設立。以降、夫婦は芸能活動よりも慈善事業に力を注ぎ、おしどり夫婦として世間に良好なイメージを与え続けてきた。なお、ヤーポンは2011年、俳優業を引退して慈善事業とビジネスに専念すると発表している。

今回の離婚発表について、「さすが13日の金曜日」「あの2人が離婚？もう、何が愛なのか信じられなくなった」などと、ネット上も騒然とした様子。フェイは敬虔（けいけん）な仏教徒であり、近年はその没頭ぶりも話題になっていたため、一部の香港メディアでは「これを機に出家するのではないか」と報じている。（翻訳・編集/Mathilda）