宮崎駿監督の引退、日本の政治情勢と無関係ではない―華字紙

Record China    2013年9月15日(日) 22時20分

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13日、日本華字紙・日本新華僑報は、「宮崎駿監督の引退、日本の政治情勢と無関係ではない」と題した記事を掲載した。写真は宮崎監督引退の記事を読む中国人。

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2013年9月13日、日本華字紙・日本新華僑報は、「宮崎駿監督の引退、日本の政治情勢と無関係ではない」と題した記事を掲載した。以下はその要約。

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多くのアニメファンにとって、9月6日は忘れられない日になった。日本のアニメ界の巨匠・宮崎駿監督が正式に引退会見を行ったのだ。これまでに何度も引退を口にした宮崎監督が、「今回は本気です」と語ったことで、世界中のファンが悲しみの涙を流したに違いない。

宮崎監督が製作したアニメ映画の日本での興行収入は累計で1000億円を突破。最新作の「風立ちぬ」も3週連続で興行成績トップになっている。これほど成功を収めている宮崎監督がなぜ引退を決意したのか?

その理由の1つに、宮崎監督は自身の年齢を挙げている。「風立ちぬ」の製作に5年の歳月をかけたことから、体力的な限界を感じたことを明らかにし、「次の作品をやろうとすると80歳になってしまう」との不安を語った。また「千と千尋の神隠し」をピークに、宮崎監督の創作エネルギーが減退したことが原因との見方も。

宮崎監督の引退は、日本の今の政治情勢と無関係ではない。有名な「風の谷のナウシカ」や「紅の豚」、「ハウルの動く城」、最新作の「風立ちぬ」も、反戦がテーマになっている。過去の侵略戦争について「愚かだ」と批判した宮崎監督が、右傾化する安倍政権下の日本に「失望した」と述べたことも。右翼勢力の台頭する日本で、率直な言葉で反戦を訴える宮崎監督を「反日」「裏切り者」と批判する風潮も広がっていることも、同監督に引退を決意させた一因と考えられている。(翻訳・編集/本郷)

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