<レコチャ広場>中国は日本を「現代文明の使者」とみなすべき

Record China    2013年9月17日(火) 8時32分

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13日、中国メディア・中国精英網の総編集長・程万軍氏は、「われわれはなぜ台湾や日本の漢字が分からないのか?」と題した記事を掲載した。資料写真。

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2013年9月13日、中国メディア・中国精英網の総編集長で、中国社会経済文化交流協会常務理事の程万軍(チョン・ワンジュン)氏は、「われわれはなぜ台湾や日本の漢字が分からないのか?」と題した記事を掲載。同じ漢字を使う日本と台湾の言葉を、中国が逆輸入している現状を指摘した。以下はその内容。

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日本の言葉は現在、中国で流行語となるほど大きな影響力を持っている。たとえば、「売萌(萌え)」や「吐槽(ツッコミ)」などは、その典型例だ。中国語に影響を与えた最も意義深い言葉に「帰化」がある。スポーツの競技場に現れる元外国籍の選手をどのように呼ぶべきか、われわれは常に頭を悩ませてきた。しかし、今年になって初めて中国スポーツ界の評論家たちは日本語の「帰化」という言葉を使用。「帰化」は中央テレビのコメンテーターたちの言葉から流行していった。

しかし、「帰化」という言葉が生まれたのは中国の「漢書・匈奴伝下」のなかだった。そこでの「帰化」は「帰属して、その教化を受ける」の意味だった。日本の古代史のなかで中国大陸や朝鮮半島から渡ってきた人々を「渡来人」、後に「帰化人」と呼んだ。「渡来人」は古代日本人にとって、紡績や製陶、鉄器、土木建築や財務技術、そして中国の漢字を伝えてくれた「文明の使者」であった。その後「大化の改新」や「明治維新」「神道文化」などを経て、日本は外来移民のすべてを「帰化」と称した。文明上の自信を得て、文明の優越感を抱いた日本人にとって、中国人はすでに「文明の使者」ではない。反対に日本に「服従」し、日本文化に教化されてしまった。

文化相互補助の観点からいうと、日本にとって中国は「古代文明の使者」であったことは確かだ。ならば、現在中国の流行語にこれだけ大きな影響を与える日本は、中国にとって「現代文明の使者」とみなされるべきではないだろうか?(翻訳・編集/本郷)

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