2013年9月14日、アクションスターのジャッキー・チェンが、2世タレントとなった息子で俳優ジェイシー・チャン（房祖名）の教育について語った。新浪網が伝えた。

ジャッキーの長男のジェイシー・チャンは、1982年生まれの30歳。2004年に映画「花都大戦 ツインズ・エフェクト2」でデビューし、演技派俳優、歌手として活躍している。中国では現在、国民的歌手の息子による女性暴行事件とその裁判の行方が注目されている。同じ2世タレントを持つ親として、ジャッキーが子供への教育方針を中国メディアのインタビューで語った。

ジェイシーは幼少時にアメリカで育ったため、「陽気だが、悪く言えば浮わついたところがある」と語るジャッキー。脱いだ靴はそろえるなど、細かいところから常に注意してきたと語る。ジェイシーが自室の電気をいつもつけっぱなしにするので、メーターを完全に分け、料金を別に支払わせたことも。節約・謙虚・礼儀を彼に教えつつ、自分も時に反省しながら息子と向き合ってきたという。

ジェイシーが子供の頃は、仕事が多忙でほとんど自宅へ戻らず、顔を合わせる時間が少なかった。そんな中でジャッキーが実践していたのは、なるべく息子と一緒にお風呂に入ること。体を洗ってやったりしならが会話を交わし、息子の今の気持ちを把握すべく努めたという。「簡単なようだが、いざ実践しようとすると難しい」と話している。

ジェイシーについては、真面目で努力家、失言やスキャンダルもゼロの満点息子というイメージが強い。アクションスターのジェット・リーもジェイシーを絶賛し、「偉大な父親の名誉を傷つけないよう、いつも気を配って行動しているようだ」と語っている。ジェットからのほめ言葉を「とてもうれしく思った」と、父親の顔を見せたジャッキー。「僕がいなくなっても、『ジェイシー・チャン』としての地位を築き、僕が逆に『ジェイシーの父親』と言われるようになるのが本望だ」と語っている。（翻訳・編集/Mathilda）