菅首相と習主席の電話会談、プレスリリースに明らかな相違―米華字メディア

Record China    2020年9月27日(日) 11時50分

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26日、米華字メディア・多維新聞は、25日に菅義偉首相と習近平国家主席との電話会談が行われたが、その後のプレスリリースに明らかな相違があると伝えた。写真は中南海。

2020年9月26日、米華字メディア・多維新聞は、25日に菅義偉首相と中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席の電話会談が行われたが、その後のプレスリリースに明らかな相違があると伝えた。

記事は、日本の首相官邸による25日の発表によると、習主席は菅首相に首相就任への祝意を伝え、日本との関係を引き続き発展させていきたいと述べたという。また、菅首相は「日中の安定は2国間だけでなく、地域、国際社会のために極めて大事なことであり、共に責任を果たしていきたい」と述べ、習主席の訪日については、特にやりとりはなかったとの発表だったと伝えた。

しかし記事は、「今回の電話会談について、中国側の発表と日本側の発表とでは明らかな相違がある」と指摘。中国側の発表では習主席の訪日について言及していないという。

このほか、中国側の発表では「歴史などの重大で敏感な問題を適切に処理すること」「新型コロナウイルスに共同で立ち向かうこと」「中日双方が安定した、円滑な産業チェーン、サプライチェーンと公平かつ開かれた貿易・投資環境を守り、協力の質とレベルを高めていくことを希望すること」などに言及しているが、日本側の発表では触れられていないと記事は伝えた。

中国外交部の25日に発表によると、習主席は電話会談で、「中国は日本の新政府と同じ道を歩み、中日間の四つの基本文書(日中共同声明、日中平和友好条約、日中共同宣言、戦略的互恵関係の包括的推進に関する日中共同声明)の諸原則と精神を遵守し、歴史などの重大で敏感な問題を適切に処理して、政治的な相互信頼を増し加え、新時代の要求に合致した中日関係を構築したい」と強調したという。(翻訳・編集/山中)

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