2013年9月17日、台湾の人気ユニット・フェイルンハイ（飛輪海）のジロー（汪東城）が、中国の大手ドラマ製作会社への所属契約の調印式に出席した。新浪網が伝えた。

「玉観音」など、中国の国民的作家・海岩（ハイ・イェン）の原作による大ヒットドラマをこれまで多く手がけてきた製作大手・海潤影視公司。多くの人気スターを抱える同社にジローが新たに加入することになり、その調印式が行われた。

調印式には同社の看板女優で、「玉観音」「宮廷の諍（いさか）い女」のヒロイン役でも知られる中国の女優スン・リー（孫儷）も出席した。新たに“弟分”となったジローを歓迎している。ジローのほうは、得意としている絵の腕前を発揮して彼女の似顔絵をプレゼントした。

所属契約を交わしたジローには、海岩原作の最新ドラマ「長安盜」が早くも準備されている。演じる予定の主人公は、中国の警察官役だという。この日の調印式に出席した海岩自身も、「台湾のアイドルが中国の警官を演じるのは、なかなか面白いと思う」と、期待を込めて語った。

海潤影視公司に所属して12年、2年前には10年間の契約更新をしているスン・リー。「私はもう12年も貢献してるのに、こんな盛大なセレモニーを開催してもらったことがない。『長安盜』の話も、今日この席で初めて聞いたわ」とボヤき、隣にいたジローが思わず大粒の冷や汗をかく場面も。しかし、スン・リーは彼との今後の共演を心待ちにしているという。（翻訳・編集/Mathilda）