中国製ホラー映画が異例の大ヒット=成功のカギは「日本に負けない独自性」=中国メディア

Record China    2013年9月20日(金) 22時0分

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17日、過去に目立ったヒット作がなかった中国のホラー映画だが、「古鎮凶霊之巫咒纏身」は公開から異例の好調ぶりを見せている。中国ならではの独自性を出すことが、国産ホラー映画成功のキーワードとなるという。写真は映画「古鎮凶霊之巫咒纏身」ポスター。

2013年9月17日、過去に目立ったヒット作がなかった中国のホラー映画だが、「古鎮凶霊之巫咒纏身」は公開から異例の好調ぶりを見せている。中国ならではの独自性を出すことが、国産ホラー映画成功のキーワードとなるという。遼寧日報の転電としてニュースサイトの中国経済網が伝えた。

貴州省北部に残る古い町並みが舞台の同作は、人気スター不在の低予算作品ながら、古い建築をうまく利用した湿った雰囲気、巧みなストーリー構成がうまく融合され、中国製ホラーとしては異例のヒットを記録している。その好調な商業成績と高い評判から、今年8月に開催された第37回モントリオール世界映画祭にも出品された。

中国では米国や日本のホラー映画が人気で、国産映画では過去に目立ったヒット作はない。ある娯楽サイトのアンケート調査では、回答者の7割が国産ホラーについて「ストーリーがお粗末すぎて、怖いどころか笑える」など、批判的なコメントを残している。映画関係者は、「ストーリーが迷走し、レベルが低すぎる。観客に恐怖を押し付けようとして逆にしらけさせている」「暗闇に白い顔の幽霊が立っているだけで観客が満足する時代は終わった」などと語っている。

「古鎮凶霊之巫咒纏身」の成功の秘けつは、中国色をふんだんに取り入れたことである。映画関係者も今後の国産ホラーが海外作品に勝つためには、「豊富にある中国的要素を活用することが大前提になる」と語る。日本のホラー作品のように独自の世界を作り上げ、さらに海外作品の高度な技術を取り入れることで、世界に挑戦できる優秀な作品が生み出すことが可能になるという。(翻訳・編集/Mathilda

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