Record China 2019年12月26日(木) 13時50分
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25日、新浪新聞の微博(ウェイボー)アカウント・頭条新聞などが伝えた「診療中に患者の家族に襲われた女性医師が亡くなった」ニュースが中国のネットユーザーの注目を集めている。
2019年12月25日、中国メディアの中国経済網や新浪新聞の微博(ウェイボー)アカウント・頭条新聞は「診療中に患者の家族に襲われた、北京民航総医院(北京大学民航臨床医学院)の女性医師が、本日未明に亡くなった」と伝えた。
記事によると、24日6時頃、北京市朝陽区にある三級病院(中国の最高ランクの病院)の「北京民航総医院」の救急部門の副主任を務める女性医師、楊文(ヤン・ウェン)氏は、勤務時間内の診療中に患者の家族を名乗る55歳の男に襲われ、頸部(けいぶ)に重傷を負った。男は通報で駆け付けた警察当局に逮捕された。
楊氏には、北京民航総医院など市内の病院から招集された専門医療チームによる懸命な治療が施されたが、25日0時50分に亡くなったという。事件後、北京市衛生健康委員会や北京医師協会は「楊医師の死に哀悼の意を示すとともに、医師を傷つける行為を強く非難し、加害者に厳格な法の裁きが下されるよう公安部へ協力を惜しまない」とコメントした。
このニュースに中国のネットユーザーからは、「医師は危険な職業ランキングに入っている」「医師を1人育成するのがどれだけ大変なことか」「殴られた相手を診療するなんて私には無理。医者も患者も両親がいる人間同士」「医師が患者の気持ちを傷つけるようなことしていなければ、患者たちだってこんな極端なことはしないはず」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/原邦之)
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