中国依存を減らす法案が可決=レアアースを含む戦略的鉱物資源の輸入で―米下院

Record China    2013年9月21日(土) 2時10分

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19日、米下院で、希土類(レアアース)などの戦略的鉱物資源に関して、中国など海外への依存を減らし、米国内での採掘を促進する目的の法案が可決された。写真は江蘇省連雲港市の港湾に積まれた輸出用のレアアース。

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2013年9月19日、米下院で、希土類(レアアース)などの戦略的鉱物資源に関して、中国など海外への依存を減らし、米国内での採掘を促進する目的の法案が可決された。米国営ラジオ局ボイス・オブ・アメリカの中国語版サイトが報じた。

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同法案によると、米国では現在、燃料を除く鉱物資源のうち19種類が100%輸入に依存し、レアアースを含めた24種類が50%以上を輸入に依存している。

共和党のロブ・ビショップ議員は「中国は世界の主要なレアアースの生産国であるが、現在はその輸出を制限している。米国がレアアースを輸入に依存する状況は、国家の安全に大きなリスクをもたらす」とし、法案の通過によって米国の鉱業界への投資が促進されることを望むと発言した。さらに、共和党の提出した法案に対抗して民主党が修正案を提出。修正案には、米国で採掘したレアアースの中国への輸出禁止条項が盛り込まれた。最終的には、修正案は否決されたものの、法案そのものは可決された。

中国政府は、現段階でも依然としてレアアースの採掘と輸出を制限しており、その理由として、資源・環境保護とともに、経済の持続可能な発展の推進を挙げている。(翻訳・編集/HA)

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