「血液のがんと闘う天使」魯若晴さん死亡、10万人が哀悼コメント寄せる―中国

Record China    2013年9月22日(日) 19時20分

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19日、「血液のがんと闘う天使」魯若晴さんが亡くなった。23歳の若さでこの世を去った彼女のマイクロブログには、すでに10万人を超えるユーザーから哀悼のコメントが寄せられている。写真は本人。

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2013年9月19日、「血液のがんと闘う天使」としてネット上で話題になり、中国・中央テレビでも紹介された魯若晴(ルー・ルオチン)さんが、この日、北京協和医院で亡くなった。23歳の若さでこの世を去った彼女のマイクロブログには、すでに10万人を超えるユーザーから哀悼のコメントが寄せられている。20日付で明報が伝えた。

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魯若晴は彼女のマイクロブログのアカウント名。「晴れのように」という意味で、本名は魯超(ルー・チャオ)。昨年1月、故郷の山東省青島市の病院で白血病と診断された魯さんは、北京協和医院で治療を受ける。同3月に彼女の兄の造血幹細胞が適合すると判明。移植を勧められるが40万元(約650万円)という高額の手術費が工面できず、これを断念した。この頃から、魯さんはマイクロブログに自身の病状を書き込み、手術を放棄した理由や抗がん剤治療の経過、家族や周囲の人々への感謝の気持ちなどを率直に語っている。

魯さんの闘病記録と、神々しいほど美しい魯さんの写真がネット上に公開されると、「がんと闘う最も美しい患者」として話題になった。「目を開けて、また1日生きていられたって分かると、すべてがとても美しく見える」とつぶやき、抗がん剤治療の副作用で髪の毛が抜けてしまった頭部の写真を「太陽の光が禿げ頭を照らす」と紹介するなど、いつも前向きな彼女の生きざまに多くのユーザーが感銘を受けた。

その後、小康状態が続いていたが、今年9月15日に再び病状が悪化し、北京協和医院に再入院。翌16日、魯さんはマイクロブログに「12日間連続発熱。骨が痛くて横になれない。胃腸からは出血し、息が苦しい。体につながったチューブは17本。もう自分に自信が持てない」と初めて弱音を吐いた。

9月19日午後10時頃、魯さんの家族と思われる人物が、彼女のマイクロブログに魯さんの死亡を書き込み、「彼女のいる世界では毎日晴れでありますように」と記した。すると魯さんの死を悼むユーザーからのコメントが殺到。「天国はいつも晴れてるから」との書き込みが、すでに10万件近くになっている。(翻訳・編集/本郷)

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