Record China 2013年9月24日(火) 8時0分
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21日、東方体育日報電子版は記事「東京五輪の啓示」を掲載した。大衆スポーツ主義を経て、再びエリートスポーツ主義を復活させようとしている日本は中国の未来の姿だと評している。写真は2020年東京五輪開催決定のポスター。
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2013年9月21日、東方体育日報電子版は記事「東京五輪の啓示」を掲載した。
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20年東京五輪の開催が決まった。中国人ネットユーザーはマイクロブログに感想を書き込んでいるが、日本で多くの五星紅旗を掲揚できればすばらしいことだ、時差なしに五輪を見られるのはすばらしいというものが大半を占めた。
だがそれ以外に期待するものはないのだろうか。前回の東京五輪が開催されたのは1964年のこと。当時、日本はアジアナンバーワンのスポーツ大国だった。当時の日本はエリートスポーツ主義をとっていたが、そのすさまじさは女子バレー、いわゆる「東洋の魔女」の主将・河西昌枝のエピソードに象徴的だ。
金メダルを獲得した東洋の魔女は佐藤栄作首相と対面するが、その際、河西は地獄の訓練を受け続けてきたと認め、どうやって男性と知り合ったらいいか、どうやって理想の結婚相手を見つければいいかわからないと話した。これを聞いた佐藤首相は手助けすると約束し、実際に紹介された自衛官と河西は結婚している。
このエピソードはエリートスポーツ主義の意味、残酷さを簡潔に伝えている。だが東京五輪の後、日本はエリートスポーツ主義から大衆スポーツ主義へと転換を果たした。その結果、成績は落ち込み、アジアナンバーワンの座は中国に奪われた。この状況を座視できず、2010年になって日本は再びエリートスポーツを提唱するようになる。
50年間にわたり大衆スポーツ主義を続けてきた日本で、復活したエリートスポーツはどのような姿を見せるのだろうか。どのような問題をもたらすのだろうか。この点にこそ私は感心を抱いている。日本が今歩んでいる道はおそらく中国の未来の姿なのだから。(翻訳・編集/KT)
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