Record China 2020年1月5日(日) 19時40分
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2日、北京青年報は、近ごろ中国で飛行機に向かって乗客がコインを投げることによるトラブルが相次いでいると報じた。資料写真。
2020年1月2日、北京青年報は、近ごろ中国で飛行機に向かって乗客がコインを投げることによるトラブルが相次いでいると報じた。
記事は、以前に飛行機に向かって2枚の硬貨を投げたことで安全リスクを引き起こし、この便を欠航に至らしめた乗客を航空会社が訴えた裁判で先日、乗客が航空会社に対して12万元(約190万円)あまりの支払いを命じる一審判決が下ったと紹介した。この乗客はすでに警察から行政拘留10日間の行政罰も受けていたという。
その上で、近ごろ中国では搭乗する飛行機の無事を祈るべく乗客がコインを投げ、航空便に遅延や欠航が生じるトラブルが相次いでいると紹介。昨年4月には南寧、フフホト、武漢の空港でそれぞれ乗客が飛行機に向かってコインを投げ、罰金や行政拘留の処分を受けたほか、9月にも医科大学の受験を控えた20代の女性がやはり幸運を祈るつもりで駐機場内でコインを投げ、200元(約3100円)の罰金が科されたと伝えた。
この女性は「親戚の子どもが飛行機でお腹を壊した。コインを投げると災いを遠ざけるという故郷の言い伝えを思い出し、実行したが、違法行為だとは知らなかった」と語ったという。
記事は、ある航空エンジニアの話として「エンジンは飛行機の中で最も大事な部品であり、金属などの硬い物体の襲撃に弱い。ひとたびコインのような異物を吸い込めば、エンジン全体が破損して発火や動力の喪失が発生し、重大な安全リスクを引き起こしかねない」と語ったことを紹介している。(翻訳・編集/川尻)
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