そんなマムンさんを救ったのは、韓国の友人に紹介されたある労働組合だったという。労働組合の助けを受け、マムンさんは230万ウォン(約22万円)の退職金を受け取ることができた。そしてこの縁をきっかけに、マムンさんは移住労働者の人権運動に参加し始めた。「少数者の苦しみ」を世に伝えるべく、デモのみならずドキュメンタリー映画の制作も行った。昨年12月にはチョン・ソヒ監督と制作したドキュメンタリー映画「ビニールハウスは家じゃない(This is not a house、2018)」で東京ドキュメンタリー映画祭にも招待された。
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