Record China 2020年1月9日(木) 5時20分
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5日、中国メディアの上観新聞は、日本や韓国で「有料シェア自習室」の人気が続く理由について分析する記事を掲載した。
2020年1月5日、中国メディアの上観新聞は、日本や韓国で「有料シェア自習室」の人気が続く理由について分析する記事を掲載した。
記事はまず、有料シェア自習室について「中国では2019年になってその概念が多くの人に提起されるようになった。上海や北京などの各都市で、規模は異なるものの雨後のたけのこのように登場し、多くの学生やビジネスマンを引き付けている」「実は日本や韓国では早くからこうしたサービスが登場していて、しかもその人気はいまだに続いている」とした。
記事は、韓国の状況について、「30年近い運営の歴史があり、『教育サービス統計年鑑』によると、韓国の高級自習室の市場規模は、2012年の4000億ウォンから16年には7560億ウォンへと拡大を続けている」と紹介。「利用者は高校生が中心で、英BBCによると、韓国では毎年数十万人が大学入試を受け、そのうちソウル大学、高麗大学、延世大学などトップクラスに入学できるのは2%にすぎない。進学へのプレッシャーが大きいことから、多くの生徒は、難関校への合格に向けた準備を早くから始める。受験生は通常、学校で10時間の授業があり、急いで夕食を済ますと、午後10時まで夜の自習時間がある。その後も自宅でまたは自習室や学習塾で勉強を続ける」と伝えた。
さらに、中国国内の大学に留学中の韓国人学生の話として、「大事な試験前にはいつも自習室を予約する。通常は1カ月単位で、料金は約250元(約3800円)。利用時間に制限はなく、席はスタッフによって割り当てられる」「図書館の席には限りがあり、カフェは騒がしいので落ち着いて勉強するには向かない。そのため手頃な料金の自習室はとても人気が高い」と伝えた。
また、韓国の自習室ビジネスをリードする「TOZ」は、2年間に生徒3000人の学習傾向を分析し、高級かつ多様な自習室空間を提供し、会員継続率は99%に上ることなども紹介した。
日本の状況については、「資格取得を目指すビジネスマンによる利用が増えている」「ネットで自習室や学習室と検索すればすぐに見つかる」「中国紙・環球時報によると、2011年には東京だけで400もの自習室がオープンした」「個室なら1時間1000円、3~5人の会議室は1時間3000円。会員になれば割引も受けられる」「軽食やドリンクを提供したり、会話が可能なスペースを設ける所もある」「営利目的の自習室のほか、群馬県渋川市は駅前に無料の自習室を設けて、高校生が電車の待ち時間に利用できるようにしている」などと伝えた。(翻訳・編集/柳川)
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