中国一長いバス停名が変更、覚えられないと不満続出―福建省アモイ市

Record China    2007年5月4日(金) 11時42分

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先頃福建省アモイ市でも、名前の長さ・アモイ市一のバス停が名称を変更することとなった。政府のバス停命名権売却があまりにも商業的な行為だとの批判が高まったためだ。

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先日、「ルイス・C.ティファニー庭園美術館前」駅が改名し、駅名の長さ日本一の座を、南阿蘇鉄道の「南阿蘇水の生まれる里白水高原」駅に明け渡したことが話題となった。先頃福建省アモイ市でも、名前の長さ・アモイ市一のバス停が名称を変更することとなった。この名称変更は、先頃アモイ市で起きたバス停の名前に関する議論を受けてのもの。

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アモイ市のバス停命名権は購入が可能となっている。病院をはじめとする各企業は争って命名権を購入し、市内のバス停は「某産婦人科駅」「某整形病院駅」などの企業名つけたものばかりとなった。しかも金さえ払えば簡単に名前を変えられるために、駅名はしばしば変更される。ひどい時には企業の移転に伴い、同じ名称のバス停が別の場所に移るということすらありうる。

また企業名が長いと自然にバス停まで長くなってしまうという問題がある。アモイ市でもっとも長いバス停の名称は「塘辺頚腰痛医院(光亮医院)駅」(「塘辺区にある首痛・腰痛の専門医院・光亮医院駅」の意)。漢字12文字と異例の長さだ。2006年3月に11万元(約165万円)の高額で、最寄りのバス停の命名権を購入したのだという。市民からは長くて覚えにくいと不満を寄せられたが、病院側は「病院自体の名前が長いのだからしようがない。バス停の名称権を売っているのは政府なのだから、文句は政府に言って欲しい」とコメントした。

病院の態度に市民は大反発。バス停の名称権売却のやり口はあまりにも商業化しすぎていると大騒ぎとなり、市内の各新聞もこの問題を大きく取り上げた。政府は市民の反発の大きさに驚き、「塘辺頚腰痛医院(光亮医院)駅」を改名すると表明、またバス停名は5文字以内にするという規則も検討されているという。(翻訳/編集・KT)

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