Record China 2020年1月10日(金) 11時40分
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9日に行われたサッカーのU-23アジア選手権で韓国と対戦した中国は0-1で敗れた。ただ、試合で素晴らしいパフォーマンスを見せたことに、中国メディアは賛辞を送っている。
9日にタイで行われたサッカーのU-23(23歳以下)アジア選手権で韓国と対戦した中国は、試合終了間際に失点し0-1で敗れた。ただ、試合を通して素晴らしいパフォーマンスを見せたことに、中国メディアは賛辞を送っている。
中国のスポーツメディア・新浪体育は同日、「今夜の“抗韓”は失敗、だがわれわれはそれでも感動の涙を流した、すべてが素晴らしく足りないのは結果だけだった」と題する記事を掲載した。
記事はまず、今大会で中国が韓国、イラン、ウズベキスタンという強豪と同じ「死のグループ」に入ったことを挙げ、「巷(ちまた)では中国代表の先行きについて、不安どころか一筋の希望すら見えないと言われていた」と紹介。さらに、「初戦で最強のライバルである韓国と対戦することになり、戦前の予想では韓国が一方的に押し込むだろうとみられていた。国内外のメディアも韓国の勝ち点3獲得は間違いないと見ていた」と説明した。
その上で、「彼らに“抗韓”の重責を担わせるのはいささか無理がある。中国は2017年のE-1(東アジア)サッカー選手権で勝利して以降、韓国と当たれば負ける状況が続いた。しかし、試合が始まると、サポーターたちは中国選手がこれまでとは違うことに徐々に気付き始めた」とし、中国が積極的に攻撃を仕掛け、韓国を押し込む場面が何度も見られたことを紹介。「韓国は受け身になり、打つ手もなく慌てふためいた」とも伝えた。
実際、韓国メディアも中国が優勢だったことを認めている。韓国・日刊スポーツは「『死のグループ』では中国も強かった」と題する記事で、「中国は韓国よりも1ランク下のチーム。韓国は試合前に大量得点を期待していた。しかし、ふたを開けてみると予想とは違った。大量得点どころか、失点しなかったことが幸いなほどだった」「中国は鋭い攻撃で韓国を脅かし、力がなかったのはむしろ韓国の方だった」などと伝えた。
新浪体育の記事は、「“抗韓”は成功せず、勝ち点も奪えず、奇跡は起きなかった。しかし、これまでの敗戦でむなしさを感じたのとは異なり、サポーターの心には悔しさが、目には涙があふれた。この試合は間違いなく、近年最も素晴らしい戦いぶりだった。彼らは韓国をあと一歩のところまで追い詰めた。今夜の中国は胸を張り、立ったまま死した。恥ずかしくはない」と評価した。
そして、「残念ながら、アディショナルタイムに韓国にゴールを許し、中国の試合は完ぺきにはならなかった。だが問題はない。中国の選手たちは悔しさの中から自信を得、失敗の中から希望を得た。中国サッカーに今最も欠けているのは、勝利よりも自信と希望なのだ」と結んだ。(翻訳・編集/北田)
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