2013年9月30日、南方都市報は、「韓国はいかにして世界最大の免税ショッピング市場となったのか？」と題した記事を掲載した。

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韓国は世界最大の免税ショッピング市場であり、年間売上高は50億ドル（約4900億円）を超え、全世界の10％を占めている。免税販売業は10年余りで急速な発展を遂げ、2007年以来、成長率は年平均20％を超えている。

韓国の免税販売業には、他国の免税店にはない3つの特徴がある。1つは会員制の導入だ。免税店の会員は獲得ポイントによりランクが分けられており、ポイントは系列店のデパートやスーパーでも使用可能である。

次に、強大な販売促進能力がある。韓国の免税店は空港内だけでなく、市内やインターネット上、航空機内など、さまざまな販売ルートを有しており、年間を通じて積極的な宣伝活動やキャンペーンも実施している。

3つ目が韓流ブームの独特な魅力である。免税店のイメージキャラクターに有名なスターを起用し、中国や日本、東南アジアからの集客に成功している。免税販売業の発展は、韓国の航空、ホテル、飲食、娯楽、文化などの関連業界の売り上げ増にも貢献し、雇用の拡大をもたらした。

一方、人口や経済規模では韓国を大きく引き離している中国は、年間訪中外国人観光客の数が訪韓外国人観光客の12倍におよぶにもかかわらず、免税販売の市場規模は韓国の半分でしかない。われわれは韓国の経験に学ぶべきである。（翻訳・編集/本郷）