裁判中の前法相への「変わらぬ愛」を示した文大統領、韓国ネットから不満続出

Record China    2020年1月15日(水) 7時0分

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14日、韓国・世界日報は、文在寅大統領がチョ・グク前法相への「変わらぬ愛」を示したと伝えた。写真は文大統領(韓国大統領府Facebookアカウントより)。

2020年1月14日、韓国・世界日報は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領がチョ・グク前法相への「変わらぬ愛」を示したと伝えた。

チョ前法相は現在、娘の不正入学などの疑惑で起訴され裁判を受けている。記事によると、文大統領は14日に行った新年の記者会見で「大統領から見たチョ前法相はどんな人か。(メディアによるさまざまな疑惑提起や検察の捜査があったにもかかわらず)任命を強行した背景を正直に教えてほしい」との質問を受けた。これに対し「チョ前法相の民情首席として、また法相としての寄与度は非常に大きい。(チョ前法相の)有罪・無罪は捜査や裁判で明らかになる。その結果に関係なく、チョ前法相がこれまで経験した苦難だけでも私は非常に大きな負い目を感じている」と回答したという。

これについて記事は「たとえ有罪判決が下されてもチョ前法相を信頼し続ける考えを大統領が示したものであるため、注目される」としている。

さらに、文大統領は「国民にも訴えたい」として「有罪か無罪かは裁判所に任せ、もうチョ前法相を手放してあげよう。チョ前法相を支持しようがしまいが、この問題をめぐる対立は終わりにしてほしい」とも話したという。

これに韓国のネットユーザーからは「どう見ても間違っている人の味方をするなんて」「大統領が堂々と犯罪者を支持する姿を見たのは初めてだ」「個人的に仲良くするのは構わないけど、大統領になったなら大統領らしい行動をしてほしい」「公私の区別をしっかりするべき」「大統領による明らかな捜査介入だ」など批判的な声が数多く上がっている。

一方で「チョ前法相とその家族の名誉回復が急がれる。彼らは相当な苦難を経験した」と共感する声や、「文大統領はやっぱり義理深い人だ」と称賛する声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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