Record China 2020年1月17日(金) 17時50分
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16日、中国メディアの澎湃新聞は、中国人女性が持ち込もうとした冷凍母乳が税関で没収されたと伝えた。
中国福建省泉州市の泉州晋江国際空港で10日、税関職員が中国人乗客の女性の荷物から冷凍母乳23キログラム、計89袋を発見、没収した。16日付で中国メディアの澎湃新聞が伝えた。
冷凍母乳を持ち込もうとした中国籍の女性は女性はシンガポール発MU238便で帰国。袋には日付と時間が記されていた。女性は「個人で使用するもの」と主張したが、必要な手続きを行っておらず、その出所と行先が確定できないため、没収して廃棄処分となった。税関の規定によると、母乳は「特殊な物品」に該当し、事前に検疫審査が必要な上、入国時に税関に申告する必要があるという。
このニュースに対し、中国のネットユーザーから「授乳期の母親がシンガポールへ出張に行き、帰国後も授乳できるようにするため毎日母乳を出し、捨てるのももったいないから冷凍して持ち帰って子どもに飲ませようとしたのだろう。とても合理的な方法だ」とのコメントが寄せられ、多くの支持を得ていた。
また、「私も授乳期に出張になった時に母乳を冷凍して持ち帰った。1日6~8袋だったから、80袋ちょっとは約2週間の量。冷凍母乳は粉ミルクよりいいから子どもに飲ませようと思ったのだろう」というユーザーもいた。
一方で、「規定に従って処理すべき。検疫を受けないなら万が一問題が起きた時、誰が責任を取るんだ」「税関は法に従って対応すべき。どこの国でも検疫を受けずに乳製品や農産品を持ち込めない。これは基本的な法律知識だろう。多くの母親もこの基本的な知識があると信じている」との意見もあった。(翻訳・編集/山中)
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