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17日、新浪軍事は、「中国空軍はどうして時代遅れの訓練機を使って爆撃機パイロットを養成しているのか」とする記事を掲載した。資料写真。
2020年1月17日、新浪軍事は、「中国空軍はどうして時代遅れの訓練機を使って爆撃機パイロットを養成しているのか」とする記事を掲載した。
記事は、中国空軍が現在保有する爆撃訓練機はHYJ-7のみであり、H-6爆撃機のパイロット育成に用いられていると紹介。HYJ-7は1990年代に研究開発されたもので、巡航時速は420キロ、実用限界高度は8500メートル、最大離陸重量は2万4000キロであるとした。
また、相応の訓練設備に加えて、専用の爆撃レーダーや自動ナビゲーション装置、敵と味方の識別装置をはじめとする電子システムを搭載しているほか、機体前部の外側に座席が1つ追加されおり、訓練時には爆撃手がここから精密爆撃の操作を行うと紹介した。
その上で、同機の設備は全体的にかなり時代遅れであり、原始的でさえあると指摘。各種飛行性能もH-6に大きく劣るとし「それにもかかわらず、どうしてこの訓練機をH-6のパイロット育成に使い続けるのか」と疑問を提起している。
記事はその答えとして「装備は時代遅れでも、その飛行特性や武器操作における全面性、リアリティーが他の訓練機では代替不可能なのだ」とし、特に爆弾投下訓練における基本的な手順が実際の爆撃機とほぼ同じだと伝えた。
さらに、誘導爆弾が主流となる現在においてHYJ-7による爆弾投下訓練の必要性を疑問視する声に対しては「精密爆撃は爆撃機パイロットの基本技能であり、熟練させる必要があるのだ。近年、解放軍は装備の改善を進めると同時に、パイロットの基本技能訓練も引き続き重視している。そういった意味で、HYJ-7の存在はなおも大きな意味を持っている」と説明している。(翻訳・編集/川尻)
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