フライメディア 2020年1月23日(木) 12時30分
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旧正月まで後1週間。通常、正月前の週末ともなると人で歩けなくなる程の賑わいを見せる場所がある。それが太子のフラワーマーケットだ。
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旧正月まで後1週間。通常、正月前の週末ともなると人で歩けなくなる程の賑わいを見せる場所がある。それが太子のフラワーマーケット(花墟道)だ。
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MTR太子駅から程近いところにあるフラワーマーケットは、2ブロックほどのストリートに数多くの花屋が集まっているストリートだ。通常は蘭などの専門店、観葉植物専門店、切花の専門店、花瓶などの雑貨を扱う店などに分かれて営業をしている。しかしこの時期ともなると、どこも正月用の花を揃え、歩道ギリギリにまで商品をせり出して陳列する、また香港中から多くの人が正月の生花を求めて、大賑わいとなるのである。
香港人曰く、同じ商品でもこの正月前となるとグンと値段が上がるらしい。ただ、美しく正月らしい生花と共に新年を迎えることはこの地の人々にとっては重要なこと。人々は品定めをしながら少しでも安く、質の良いものを探してこのフラワーマーケットを歩くことになる。
こちらの写真は正月の香港家庭になくてはならない水仙。花を咲かせた後の良い香りが縁起と福を運んで来るようで、正月にあう花なのだと聞いたことがある。水仙は蕾のものを買い、お正月中のタイミングに合わせて花が咲くように楽しみに待つ。赤や金色の鉢や、縁起が良さそうな飾りをあしらった物まで、商品の種類はとにかく豊富。
水仙以外に、お正月時期に好まれる花や植木を写真でご紹介したい。竹は、正月だけではなく1年を通じて好んで購入される。竹のように上へ上へと運気をあげるようにという願いが込められている。
金柑やミカン類も大人気で、アパートや商業ビルの入り口などには大振りの木が置かれることもある。黄色い実は黄金に例えられ、たくさん実がなる事が好まれる。
太子のフラワーマーケット以外にも、正月1週間前ほどから香港各地の広場ではこの時だけの花市場「年宵花市」が設置され、生花や正月用品を買い求める人々で賑わいを見せる。正月前に香港を訪れることがあれば、熱気でいっぱいのフラワーマーケットを是非とも訪れてみていただきたい。(提供/フライメディア)
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