Record China 2020年1月21日(火) 6時0分
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湖北省武漢市で発生した新型肺炎について中国外交部の耿爽報道官は、武漢市政府は住人が海外に出たり武漢を離れていることを管理規制していると述べた。写真は武漢天河国際空港の内部。
湖北省武漢市で発生し、中国各地の当局によれば20日に累計患者数が200人を超えた新型肺炎について、中国外交部の耿爽(グン・シュアン)報道官は20日の定例記者会見で、武漢市政府は感染拡大を阻止するために、武漢市住人が海外に出たり武漢を離れていることを管理規制していると述べた。
武漢市政府は20日、同市内での患者数が136人増えて198人になったと発表した。北京市と広東省深セン市でも計3人の発症が確認されており、中国大陸部での患者数は累計で201人になった。また、同時点までで日本で1人、タイで2人、韓国で1人の感染/発症が確認された。中国以外での発症者はいずれも武漢からやってきた中国人。
中国国内では20日までに、同肺炎にかかった3人が死亡。武漢市によると、20日時点で25人はすでに退院し、入院治療中の患者は170人。うち重症は35人、危篤状態が9人という。
耿報道官は20日の記者会見で、日本とタイ、韓国は、自国内で発生した患者について中国側に状況を報告しており、中国は同3カ国と密接なパイプを維持しつつ患者の治療と感染防止にあたっていると説明。また、武漢市政府は武漢市住人が海外に出たり武漢を離れていることを管理規制しているという。耿報道官は同問題について、香港、マカオ、台湾にも状況を通報し、密接なパイプを維持し続けていると述べた。
中国国内の別の報道によると、武漢市では14日から空港、鉄道の駅、長距離バスターミナルに赤外線式の体温測定器35台を設置して旅客の体温をチェックしている。また、携帯式の赤外線式体温測定器300個を住民コミュニティー向けに配りはじめた。(翻訳・編集/如月隼人)
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